行船公園の釣りガイド

行船公園について

行船公園入り口付近

行船公園は東京都江戸川区にある公営公園です。
園内には、広場や自然動物園、日本庭園、釣り池、散策路といった見所が沢山あり連日、多くの方で賑わっています。

この公園の歴史は古く、昭和8年に地元の方が公園用地として寄付したことから始まり昭和58年に自然動物園を開園、平成元年に平成庭園を開園しました。
都心部にあることから多くの外国人をはじめ、家族連れの方たちが訪れ、平日でも日本庭園や動物園は大変な賑わいをみせております。

平成庭園内にある源心庵では地域の方たちによるお茶会が開かれていたり、自然動物園においては公営施設とは思えないほど規模が大きく、リスザル、オットセイ、レッサーパンダ、プレーリードッグなど多くの世界の動物と触れ合うことができます。

また、公園内には無料でヘラブナ釣りのできる釣り池があります。
水深が1.5mある公営の釣り池は都内でも珍しく魚の放流も全て区が管理しています。
毎年決まった時期に必ずヘラブナの放流を行うといった江戸川区の管理には目を見張るものがあります。

行船公園では無料でヘラブナ釣りができます

行船公園の釣り池

行船公園は無料でヘラブナ釣りのできる釣り公園としても有名です。

近隣のヘラブナ釣り師達が所狭しと竿を出していますが、皆、水面に浮かぶウキ一点に集中しています。
一声掛ければ色々なことを教えてくれますので是非一度、皆様もヘラブナ釣りを体験してみてください。

料金は無料ですが、釣り具や餌の販売やレンタル等はありませんので、ご自身で持参する必要があります。
釣りをする際には、リールを使用してはいけません。
また、返しの付いた針を使用する事も禁止されています。

行船公園の釣り人

ヘラブナ釣りに使用する竿は初心者の方であればどんなものでも構いませんが長さが3.9m以内という決まりが一応ある為、これに従った振り出し竿がいいでしょう。
仕掛けは2本バリとし、板オモリを使用してウキ下を調節します。
エサはグルテン、マッシュポテト、サツマイモ、うどん、サナギ粉などを混ぜ合わせて練りエサにし、ハリに付けます。
釣具屋さんに行くとヘラブナ用のエサが売っていますのでそれを混ぜ合わせて使えばOKです。

 

行船公園の釣り風景

冬場は底狙い、夏場は中層狙いが基本となります。
池には魚が放流されていますので必ず魚は居ますから根気よくアタリを待ちましょう。
また、この池は約1.5mの水深があり、棚取りが難しいですが当たれば爆釣の可能性を秘めた池と言えるでしょう。

池全体はあまり大きくないのでどこでもポイントになりますが、常連さんの間では野球場側の池半分は底狙い、反対側半分は中層狙いという暗黙の了解があるそうです。
この暗黙の了解を考慮しつつ釣りを楽しんでください。

釣り場の禁止時間帯等はありませんから夏場に夜釣りを楽しむのもいいかもしれません。

行船公園のヘラブナ釣りのコツ

釣り人も多く、魚が釣れる数も限られる釣り場ですが区の予算でヘラブナを毎年放流している為、必ずチャンスはあります。
しばらくアタリがなくても我慢して続けましょう。

まずポイントですが池の広さはさほど大きくないので全体でチャンスがあります。
どこでも釣れる可能性があるでしょう。

問題は1.5mの水深にあり、これは棚を間違えるとほとんどアタリすら来ないという結果につながります。
ウキ下をこまめに変えて底を取るのか、中層を狙うのか魚の居る場所を判断しましょう。

 

えさ感嘆

また、この池の特徴として季節によってエサの食いが違ってくることが挙げられます。
寒い冬はグルテン、暑い夏は麩やマッシュポテトやうどんタイプの物を使いましょう。
練りエサを作る際にはこれらの成分を水と一緒に混ぜ合わせたものを指でつまんで丸くします。
それに集魚効果のある粉をふりかけると効果的です。

 

ウキ

また、もう一つの注意しなければならない点として水質の低下が挙げられます。
ひと昔前までは気にもならなかった水質が今では深緑色をしており、このことも魚の食い気に影響しています。
冬場ではただでさえ活性が低いので暖かく、水質が安定しているところを見極めなければなりません。

 

泡が出てる所

池の真ん中には酸素を供給しているところがあり、泡が気泡となってブクブクと水面にでているところがあります。
夏場の様に暖かい時期には池の真ん中付近に魚が集まっている可能性がありますので出来るだけ長い竿を使って近くを攻めてみることをお勧めします。

ヘラブナはコイやフナに比べはるかに繊細な魚なのでエサも選びますし、その分戦略も必要となってきます。
そこに日本の伝統的な釣りの楽しさがあるのでしょう。

公園内および周辺の施設ガイド

最寄りの釣具店

行船公園のすぐ近く、徒歩4~5分程度の場所に「キャスティング北葛西店」があります。
ヘラブナ釣り用の餌はバラケ、ダンゴ、うどん、トロロなど一通り揃っており、竿、ウキ、ヘラハリス、ヘラ道糸などヘラブナ釣り用の釣り具の品揃えはなかなかです。

店名 キャスティング北葛西店
住所 東京都江戸川区北葛西3丁目5−3
TEL 03-3878-6411

園内のトイレ

行船公園のトイレ

建物自体は新しくはありませんが、清掃員による清掃がきっちりと行き届いていて中はきれいに清掃されています。
トイレットペーパーもちゃんと補充されています。
洋式のみでウォシュレット等はありません。

授乳室(ベビールーム)やおむつ交換

おむつ交換台

園内には多目的トイレがありその中におむつ交換台があります。
また授乳室はサービスセンター内にアコーディオンカーテンで仕切られた簡易的な授乳スペースがあります。

周辺のコンビニや飲食店など

公園内に売店等はありませんが、周辺には飲食店が多数あるので食事に困ることはないでしょう。
ただし、コンビニは最寄り駅の西葛西駅周辺まで行かないとないので注意しましょう。

注意点

リール竿、吸い込み針、ビンドウ、ギャング針、コマセ等の使用は禁止されています。
またハリはかえしのないものを使用するようにしましょう。 基本的にキャッチアンドリリースとなるので守るようにしましょう。
釣り竿は一人1本までで、長さは3.9メートル以内です。

そのほかの気になるQ&A

QWi-Fiはありますか?
A園内にWi-Fiサービスはありません。

行船公園の概要

所在地 東京都江戸川区北葛西3丁目2−1
問い合わせ 浮間公園サービスセンター
電話:03-3680-0777
料金 入園も釣りも無料です。(一部有料施設あり)
利用時間 常時開園
※自然動物園は10:00~16:00
休園日 常時開園
※自然動物園は月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
車での行き方と駐車場 行船公園北側隣に東京都有料駐車場 1時間200円
電車・バスでの行き方 東京メトロ東西線「西葛西駅」から徒歩15分
東京メトロ東西線「西葛西」下車
都営バス〔新小21 新小岩駅行〕「宇喜田」または「北葛西2丁目」下車

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