浮間公園について
浮間公園は舟渡駅前にある水と緑が充実の都営公園です。
広場やスポーツ施設なども充実していて市民の憩いの場として毎日多くの人が思い思いに過ごしています。
公園の中心にある浮間ヶ池は全面釣り池として無料開放されています。
都会の中のオアシスとして人気のある浮間公園ですが、釣りスポットとしても東京近郊では有名な場所です。
季節を問わず沢山の魚が釣れ、足場もよく、初心者や家族連れにはお勧めの釣りスポットです。
夏場には池の周辺に多くの水生植物が張り巡らされ、魚にとっても格好の住みかとなり、この水生植物や水中のゴロタ石などを攻めていくのが基本の釣り方となります。
多くの魚が生息しているのでウキをたらせば何らかの魚が釣れるはずです。
季節を問わず、魚種を問わないのが浮間公園の魅力です。
駐車場は1時間まで200円で、以後30分毎に100円かかりますが24時間利用可能ですので夏場などは夜釣りを楽しむこともできます。
施設も充実しており見所も沢山の浮間公園に是非、一度行ってみてはいかがでしょうか。
浮間公園で釣れる魚・主な釣り方は?
ご家族で釣りをするにはとても環境の良い釣り場です。
公園の中央には浮間ヶ池があり、ここがメインの釣り場になります。
非常に足場がよく、また、お手洗いや水道、自販機などが公園内にあり大変過ごしやすい釣り場です。
料金も無料なのでお財布にもやさしいですね。
もともとは荒川であった所をせき止めて池にしているので多くの魚が生息していますが、中心に狙うとすればコイ、ヘラブナ、クチボソなどでしょう。
その他にはブラックバスやブルーギルなどの外来魚も生息していますが、投げ釣りやルアー釣り、リール釣りが禁止されていますので、ルアー釣りの対象魚としてではなく、もっぱらエサ釣りで狙うことになります。
エサはサシや赤虫(蚊の幼虫)、練りエサを主流に通常の振り出し竿で構いませんが、ピンポイントで狙うとすれば渓流釣り用のロッドがよいです。
また、ヘラブナを狙う場合は専用の竿をお勧めします。
基本はポイントになりそうな所を見つけたら一か所で数時間ウキをたらすのがいいですが、ブラックバスなどを釣ってみたいという方はランアンドガンで池の周囲を常に歩きながらウキが沈む所を探すのがいいでしょう。
仕掛けに関しては特にこだわる必要はなく、水深が1.5~2mくらいを探れる仕掛けなら何でも構いません。
ただ、クチボソやブルーギルなどは口が小さいのでこれらの魚に対しては針も小さくしなければなりません。
釣り禁止エリアは、浮間公園駅から入った場合、園内に入って池に着いてすぐの場所、水生植物を保護しているネットが水面下に張られているのでその場所が禁止となっています。
もう一か所は小鳥の森のエリアでこちらも釣り禁止となっています。
季節ごとの釣果
浮間公園の四季ごとの釣果は以下のような感じです。
春(3月・4月・5月)
クチボソ・コイ・ヘラブナ・ヌマチチブ(ハゼ)・タナゴ・フナ・ブラックバス・ブルーギル
夏(6月・7月・8月)
クチボソ・コイ・ヘラブナ・ヌマチチブ・タナゴ・フナ・ブラックバス・ブルーギル・時にザリガニやカメ
秋(9月・10月・11月)
クチボソ・コイ・ヘラブナ・ヌマチチブ・タナゴ・フナ・ブラックバス・ブルーギル・時にザリガニやカメ
冬(12月・1月・2月)
クチボソ・コイ・ヘラブナ・ヌマチチブ・フナ
浮間公園のおすすめポイント
水辺の葦際(あしぎわ)
池の周囲には春から夏場にかけて水草や葦などの水生植物があちこちで咲き乱れます。
気温の上昇とともに水温も上がり、水中の酸素が少なくなってくると魚は酸素を求めて水草や水生植物の周りを好んで移動しはじめます。
また、水生植物の周りは格好のエサ場となるために多くの魚が集まってきます。
特にこの池の葦際は日陰になる為、魚が身を隠すのに適しており、落ちてきたエサに対して真っ先に食らいついてきます。
冬場は水温が低いので魚の活性も低くアタリも出にくいですが、暖かくなると活発に動く為、まずこの葦際はポイントからはずせなくなります。
場所で言えば風車のある広場の隅っこ辺りになります。
仕掛けは水深1.5m位を想定し、市販の振り出し用の竿に赤虫か練りエサを付けてウキを装着し沈めてみてください。
水草の際であればかなりの確率でアタリがでるはずです。
大抵はブルーギルが釣れますが場合によっては中型サイズのブラックバスが音をたてて食いついてくるでしょう。
水温が20度前後で安定した朝マズメや夕マズメを狙うとよく釣れます。
葦は暖かくなると池のあちこちに見られますので丹念にそれらを回ってみるとよい釣果を期待できます。
水中のブロアー(ポンプ)が設置してある場所
前述でもお伝えしましたが魚は水温が上がって酸素が少なくなると、より酸素の多い場所を求めて移動します。
特に夏場においては酸素が多く、涼しくて、エサが豊富な場所を好みます。
浮間ヶ池にはアオコ(苔のような物)の発生を抑制するために水中にブロアーと呼ばれる水流を一定方向に流す装置が設置されています。
この装置が設置されている場所では酸素が多く排出され大きな泡となって水面に浮かんできます。
魚はこの酸素を求め、やってくるはずなのでこのブロアーが設置されている場所が絶好のポイントになります。
ポイントは池の周りに看板が立てられているのですぐにわかると思います。
また、水面を見ると大きな泡がブクブクと湧き上がっているので目視でも容易に見つけることができるでしょう。
この場所は陸地より少し遠めの場所に設置されているので、仕掛けは渓流用の竿など4~5メートル位ある長い竿を使用する事をお勧めします。
水中はまさにブロアーがあり魚にとっては恰好のストラクチャー(障害物)となっているだけでなく、酸素も豊富で水の流れもよいので必ず1匹や2匹はついているはずです。
水深も2m位で水温も安定しているので水の流れで外れない赤虫やサシを針先に付け投入してみてください。
夏場であればブラックバスやブルーギル、それ以外の時期であればヘラブナやコイなどがかかってくるはずです。
このポンプ周りは地元の釣り人も称賛するポイントでしたので、是非これらの情報をふまえて一度は釣行していただきたいと思います。
公園内および周辺の施設ガイド
トイレ
公園内にトイレは4ヶ所ありますのでトイレ不足で困るということはありません。
すべてのトイレがきれいに清掃もされており、トイレットペーパーもきちんと補充されています。
個室(男子トイレ)はすべて和式でウォシュレット等はありませんので和式が苦手な方は少し注意が必要です。
授乳室(ベビールーム)やおむつ交換
浮間公園のサービスセンター(管理事務所)内に授乳室(ベビールーム)があります。
自由に使えるスペースではなくサービスセンター内の受付の方にお願いして利用させてもらう形になります。
室内の写真撮影はNGでしたので設備等は分かりません。
ファミリー向けの遊具や水遊びエリア
小さな子供も安心して遊ぶことができる遊具や砂場のあるチビッ子広場や、夏場には水遊びができるジャブジャブ池などファミリー向けの施設も充実しています。
子供たちが釣りに飽きたらこんなところで遊んでも楽しいですね。
周辺のコンビニや飲食店など
公園内に売店等はありませんが、浮間舟渡駅前には24時間営業のスーパーやファミリーマート、飲食店などがありますので昼食は持参しなくても現地調達で大丈夫です。
浮間公園の注意点
公園内全域で投げ釣りは禁止されています。
野鳥に被害が出るのを防ぐために「テグス」の始末はしっかり行うようにしましょう。
基本的にキャッチアンドリリースを心がけましょう。(ユスリカの発生を防ぐため)
池に入って釣りをすることはやめましょう。
釣り禁止エリアは下記となっています。
・水生植物園
・カキツバタ園
・バードサンクチュアリー
そのほかの気になるQ&A
- Q近隣に釣具屋さんはありますか?
- A公園の近くに釣り具屋さんはありません。
園内にも周辺にも釣りえさの自販機などもなく、駅前のコンビニでも特に釣り具やえさなどは売られていません。
ですので、浮間公園に釣りに行く際には事前に釣り具や釣り餌は自分でしっかり揃えていく必要があります。 - QWi-Fiはありますか?
- A園内にWi-Fiサービスはありません。
浮間公園の概要
所在地 | 板橋区舟渡二丁目~北区浮間二丁目 |
---|---|
問い合わせ | 浮間公園サービスセンター 電話:03-3969-9168 |
料金 | 入園も釣りも無料です。(一部有料施設あり) |
利用時間 | 24時間 |
休園日 | 常時開園 |
車での行き方と駐車場 | 駐車台数 35台(うち身障者用2台) 普通車 1時間まで200円 以後30分毎に100円 |
電車・バスでの行き方 | JR埼京線「浮間舟渡」下車 徒歩1分 |