釣り堀武蔵野園 | 東京都内の釣り場ガイド

武蔵野園

武蔵野園ってどんなところ？

武蔵野園外観

「つり堀武蔵野園」は東京都杉並区に位置する和田堀公園内にある釣り堀併設の飲食店です。
和田堀公園は２つの陸上競技場に野球場やテニスコート、サイクリング広場やバーベキュー場なども備えた２３区では珍しい大型の公園です。
アカマツ・ケヤキ・イチョウなど緑に包まれ、野鳥観察ができる都内では貴重な場所となっています。

園内には善福寺川が通っており、池があったり橋が全部で１２本もあったりなど豊かな景色で散歩やジョギングにも人気。
元々この公園周辺は地盤が低いため、川で氾濫が起きる度に池が形成されるような土地でした。
その修復の際に造られたのが現在の和田堀公園ということなんですね。

武蔵野園の親子丼

そんな和田堀公園の中でも特に人気なのが「釣り掘武蔵野園」。

食べログやじゃらんなど有名なメディアに掲載されている他、最近では釣り堀内にあるお食事処「武蔵野園」がドラマ「孤独のグルメ」に登場し話題を呼びました。
松重豊さん演じる主人公の井之頭吾郎も食べていた親子丼は、家庭料理の良さが感じられ、やっぱり釣りに合うのは庶民的な味だな、としみじみ思うような一品です。
他にもラーメンなどの麺類や期間限定のメニューもあり、品揃えが豊富です。

作中は釣り人も少なくガラリとしている印象でしたが、休日に訪れてみると子供連れから大人、そしておじいちゃんまで全部で２０人以上が釣りに夢中でとても活気がありました。
お食事処には昼間からビールを飲む陽気なおじさん、犬などのペットを連れながらご飯を食べている家族などで賑わっていたので釣りをしないという方でも気軽に入れるような雰囲気です。

武蔵野園での釣り方のコツ

武蔵野園の釣り堀風景

ここで釣れる魚は釣り堀らしくコイとフナです。
料金は大人1人３０分５００円～となっています。
エサと釣竿は料金に含まれていますが、受付のおっちゃん曰く持参の竿や生き餌を使ってもいいとのこと。
特に注意の看板も見られなかったので大丈夫でしょう。

貸出しの用の竿は釣竿というよりもただの竹の棒です。
ですがちゃんとウキとオモリと針は付いていますし、それで釣り上げている方もいたので手ぶらで行っても問題ありません。

武蔵野園の貸し竿とエサ

釣り方は簡単、針の先に貰った練りエサを付けて「えいっ」と投げるだけです。
ですがこの釣り掘、なかなか魚が掛かりません！
周りを見ても苦戦している方が多い模様。
ここで釣りを初めてする！という方に少しアドバイスです。
釣り堀といってもただ糸を垂らしているだけではないんですね。

エサの付け方

えさの付け方

初めてエサを付ける方だとどうやって付ければいいかよく分からないですよね。
いっぱい付ければ臭いも出て魚が掛かりそうと思うかもしれませんが、まずは魚の口の大きさを考えてみましょう。
そんなに大きくないですよね。
大体直径１センチから１．５センチくらいの大きさが良いと思います。

池の深さを確かめる

池の深さ

この釣り掘りは深さが結構あります。
なので魚が深いところにいる場合もあれば浅いところにいる場合もあるんですね。
なかなか釣れないなあと思ったらまずはウキの位置を変えて釣るポイントの深さを変えてみましょう。

釣るポイント

池の真ん中に向かって「えいっ」と投げたくなってしまいますが、意外と魚がいるのは池の縁や角の部分。
やっぱり影のある部分などに隠れたがるようです。
投げるばかりではなく近くにそーっと垂らしてしばらく待ってみましょう。

魚が掛かったら

釣れた鯉

釣りあげたコイを見てみると４０センチ以上はあって結構大きいです。
なので掛かった際は反動も大きいと思いがちですがこれが集中していないと見逃してしまうくらい小さいんですね。
コイはエサを食べるときかじるというよりも「スポッ」という感じで吸うので意外と分かりづらいんです。
ちょっと手応えがあったら竿をクッと合わせてみましょう。
注意したいポイントはいくつかありますがお子さんでも初心者の方でも大きい魚を釣ることができるスポットです。
料理もおいしいので気軽に訪れてみてください。