城南島海浜公園の釣りガイド

城南島海浜公園ってどんなところ?

城南島海浜公園の特徴は何といっても空と海が融合する圧倒的な開放感。
開園面積約18万㎡を誇り、釣りはもちろん、キャンプやバーベキュー、潮干狩り、ドッグランなど、様々なレクリエーションを楽しめる公園となっています。
近くには羽田空港があり、約1分間隔で離着陸する飛行機を間近に見る事ができ、東京湾を行き交う大型船と飛行機のコラボレーションは、この城南島海浜公園ならではの光景です。

城南島海浜公園には全長300mほどの人工浜「つばさ浜」があり、遊泳は禁止されていますが、アサリをはじめとした貝類が自然発生しており、シーズンになれば潮干狩りが楽しめます。
持ち帰りは2kgまで、小さな貝は逃がす等、ルールを守って楽しみましょう。
(つばさ浜での釣りは禁止されています。)

園内ではキャンプを楽しむこともできます。
施設内にはアウトドアセンターがあり、キャンプ道具の販売・レンタルをはじめ、食材やドリンクなどの販売も行っています。
シーズンの土日は大変混みあいますので、かなり前から予約した方が良いでしょう。予約はキャンプ希望日の約3か月前から可能です。

ほかにもスケートボードやインラインスケート、BMXなどが楽しめるパークや、ドッグランの広場などがあります。ドッグラン広場は大型犬と小型犬で分けられているため安心です。

城南島海浜公園の釣り場

城南島海浜公園の釣り場周辺

城南島海浜公園で釣りが出来るエリアは比較的狭く、北東側300m程度のみに限られています。
水深は浅く、水質は比較的クリアです。
このエリアは砂と根が入り混じる複雑な海底、豊富な海藻類、さらに沖に沈むテトラなど、魚が潜むには格好のポイントとなっています。
そのため様々な魚種が釣れ、魚影は濃いと感じます。

利用料金は必要ありませんし、利用時間にも制限等はありませんので夜釣りも可能です。
ただし、夜間は駐車場や公共交通機関は利用できないので、明け方まで釣りをする事になるのがネックです。
街灯はありますが数が少ないのでライトは必携です。

釣り場の右側フェンス

エリアの中央あたりから海を向いて右側はフェンスが設けられており、水深は満潮でも1.5m程度しかありません。
海底は根や海藻、さらにテトラなどが点在しており、投げ釣りには向きません。
オススメの釣り方はウキ釣りです。
根掛かりの頻度が高いので、ウキ下は1m程度から始めるといいでしょう。

 

沖合のテトラ

中央から右側にはフェンスはありませんが、1m程度のコンクリート壁が設置されています。
こちらは満潮時の水深が約2mと、右側よりも若干深くなっており、胴付き仕掛けを足元に落としてメバルやカサゴなどが釣れます。
また沖合10m程先にはテトラが釣り場に沿うように一列に入っており、満潮時には完全に沈みます。
ウキ釣りでやや遠投し、沖合のテトラ付近を狙うのもオススメです。
メジナやシーバス、クロダイなどが釣れます。
こちらも根掛かりが頻発しますので、ウキ下は1m~2mが良いでしょう。
時間帯は夕マズメ~夜間~明け方が良く釣れます。

季節ごとの釣果

城南島海浜公園の釣り人

城南島海浜公園の四季ごとの釣果は以下のような感じです。

春(3月・4月・5月)

ハゼ、ウミタナゴ、メバル、カサゴ、シーバス、クロダイ

夏(6月・7月・8月)

ハゼ、キス、ウミタナゴ、メバル、カサゴ、シーバス、クロダイ、メジナ

秋(9月・10月・11月)

ハゼ、キス、ウミタナゴ、メバル、カサゴ、シーバス、クロダイ、メジナ

冬(12月・1月・2月)

メバル、カサゴ、シーバス、メジナ

おすすめの釣法・仕掛け

城南島海浜公園の釣り人2

城南海浜公園はとにかく根掛かりが頻発します。
基本的に投げ釣りには向きません。
ウキ釣りや足元での胴付釣り、フローティングや軽めのジグヘッドを使用して、表層~中層を狙う事をお奨めします。

ただし足元から数m程度先を探るチョイ投げであれば釣りになると思います。
限られた範囲ですが、釣り場中央付近のフェンス基部あたりは正面が砂地になっており障害物もないため投げ釣りが可能です。

以下に幾つかオススメの仕掛けを記載しますので、ご参考にしてください。
  • チョイ投げ:道糸3号+中通しオモリ10号+ハリス1.5号(~50cm)
  • 胴付き釣り:道糸3号+胴付仕掛け+ナス型オモリ8号
  • ウキ釣り:道糸2号+ウキ(円錐または棒ウキ、夜間は電気ウキ)+ハリス1.5号(~1m)
  • フローティングルアー:PE1号+リーダー4号(フロロがオススメ)+ルアー
  • ジグヘッド:PE0.6号+リーダー1.5号(フロロがオススメ)+ジグヘッド0.4g+ワーム

城南島海浜公園の魚影

オススメはウキ釣りです。
根掛かればウキをロストすることもありますので、ウキ下の調整はこまめにしてください。
水深が浅いのでガン玉などはつける必要はないと思います。
エサはアオイソメやオキアミで、コマセを撒いたフカセ釣りが良いでしょう。

ジグヘッドのルアー釣りも手軽でオススメです。
メバルやシーバス、メジナも釣れる可能性があります。
ジグヘッドが重いと根掛かりが頻発しますので、できるだけ軽いジグヘッドを使用してください。
水深が浅いので表層~中層でも十分釣れます。

飛ばしウキを付けて飛距離を稼ぎ、沖のテトラの上を狙うのも効果的です。
沖合のテトラが露出している時はラインがブレイクしてしまいますので、ご注意ください。

夕マズメ~夜間に釣果が伸びる事や、水深が浅い事などから、夜間に満潮を迎えるような状況がベストだと考えます。
潮見表を参考にされることをオススメします。

公園及び周辺の施設ガイド

釣具店

以前は釣り場のすぐ前にフィッシングセンターがあり釣り具の販売やレンタルを行っていましたが、昨年10月の台風被害により、釣り場前の売店は無期限で営業中止となっています。
釣り具やエサなどは持参するようにしましょう。

園内のトイレ

城南島海浜公園の釣り場近くのトイレ

釣り場のすぐそばにトイレがあります。
トイレットペーパーの補充も行き届いており清掃もきちんとされているようです。
ただいかんせん古いのですごく清潔できれいなトイレというわけではありません。
男子トイレは和式のみで、多目的トイレは洋式、おむつ交換台、こども用小便器もあります。

そのほかの気になるQ&A

Q授乳室・おむつ交換台はありますか?
A公園内のトイレにおむつ交換台が設置されています。
公園の管理事務所内に簡易的授乳スペースが用意されています。

城南島海浜公園の概要

所在地 東京都大田区城南島4丁目2−2
問い合わせ 城南島海浜公園管理事務所
03-3799-6402
料金 無料
利用時間 特になし
ただし、つばさ浜やバーベキュー・キャンプ場は制限あり
休園日 特になし
ただし、つばさ浜やバーベキュー・キャンプ場は休場日あり
車での行き方と駐車場

首都高速湾岸線大井南ランプ出口を出て、高速道路側357号線を南下し、環状七号線より城南野鳥橋を渡り、道なり直進突き当たりを右折。
首都高速羽田線平和島ランプ出口を出て、環状七号線より城南野鳥橋を渡り、道なり直進突き当たりを右折。

駐車場の営業時間と料金
7:30~21:00
平日:1時間まで100円、以降1時間ごとに100円。
土日祝:1時間まで200円、以降30分ごとに100円。

電車・バスでの行き方

最寄り駅はなくバスでのアクセスとなります。
最寄りのバス停は、森32系統(城南島循環)「城南島四丁目停留所」より徒歩3分。

JR線大森駅 (東口):京急バス「森32系統(城南島循環)」乗車。
京浜急行線大森海岸駅:京急バス「大森海岸駅停留所」(ホテルサンルートパティオ大森前にあり)より「森32系統(城南島循環)」乗車。
平和島駅:京急バス「平和島駅停留所」(環七通り沿いデイリーヤマザキの先にあり)より「森32系統(城南島循環)」乗車。
東京モノレール「流通センター駅」:京急バス「流通センター前停留所」(環七通り大和大橋直前にあり)より「森32系統(城南島循環)」乗車。

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