大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森の釣りガイド

大井ふ頭中央海浜公園ってどんなところ?

品川区の京浜運河に沿って広がる水辺公園。
野球場6面、テニスコート、陸上競技場など多数の充実したスポーツ施設のあるスポーツの森と、森と干潟に集まる多くの野鳥を観察できる野鳥観察小屋、釣りはもちろん、バーベキューや天然潮干狩りもできるなぎさの森からなる大きな公園です。
都内中心部からは車でも電車でもアクセスが良く、季節を問わず多くの人で賑わっています。

大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森の釣り場

釣りをできるエリアは広く、主に4つの釣り場に分かれています。
ここででは「夕やけなぎさ」「はぜつき磯」「しおじ磯」「みどりが浜」の4つの釣り場ごとに詳しく解説していきます。

夕やけなぎさ

夕やけなぎさ

夕やけなぎさは京浜運河沿いに作られた、全長30m程度の小さな人口浜です。
近くには綺麗なトイレや手洗い場もあり、バーベキュー場にも隣接しているため、水遊びや砂遊びをするファミリーでかなり賑わいます。
特に暖かい日の土日などはファミリーでかなりにぎわうため、周りに充分注意するようにしましょう。

 

夕やけなぎさの底質

水深は50cm~1m程度と浅く、底質は砂で石が多く点在しています。
浜から運河に向かって右側は、鉄柵で仕切られ干潟保全地区になっており、鉄柵より先での釣りは禁止されていますので注意しましょう。
浜の左側は石が多く投入され、岩場のようになっています。

 

夕やけなぎさの生きもの

釣れる魚は主にハゼです。
良く釣れるポイントは干潟保全地区近くで、釣り方は水の中に立ちこんでのべ竿でのミャク釣り、または玉ウキを付けたウキ釣りがおススメです。
左側の岩場回りも実績の高いポイントです。
砂浜はかなり広範囲に石が投入されている為、根掛かりが多く投げ釣りにはあまり向いていません。
エサはアオイソメやホタテの実績が高く、針から少し垂らしが出るように2~3cmに小さく切って使うと喰いがいいです。

最近はアカエイも多く見られるため、立ちこみ釣りをする場合はしっかりした靴を履くか、ウェーダーを着るなどした方が安心です。
周囲には電灯が無い為、夜釣りをする場合はライトが必須です。

はぜつき磯

橋の上から見たはぜつき磯
橋の上から見たはぜつき磯全景
はぜつき磯には石が投入されている様子
はぜつき磯には石が投入されている様子

はぜつき磯は夕やけなぎさから京浜運河沿いに南へ300mほど伸びるポイントです。
バーベキュー場も併設されており、バーベキューをしながら釣りを楽しむこともできます。

岸には石が投入され、全体的に人工磯のような釣り場です。
石は岸から5mほど先まで投入されており水深は50cm程度、石の先から水深は徐々に深くなり、運河の中央付近では5m程度になります。

 

はぜつき磯の釣り人

釣れる魚は主にハゼですが、夏場、特に夜間はシーバスやクロダイなども狙えます。

春~夏はハゼが岸沿いまで近づいてくるため、はぜつき磯全体で釣りが楽しめます。
オススメの釣り方はのべ竿でミャク釣りか、玉ウキを付けたウキ釣りです。
秋~冬はハゼが深場へ移動する為、投げ釣りで運河の中央付近を狙うか、石と石の間を狙って隠れたハゼを釣る穴釣りがメインとなります。

 

はぜつき磯の赤いモニュメント

良く釣れるポイントははぜつき磯中央あたりにある赤いモニュメントの周りで、ここは沖の石がやや少なく、根掛かりしにくいため釣りやすいポイントとなっています。
北側の銀色のモニュメントがあるポイントもおススメで、特に潮が下げている時間帯は夕やけなぎさから沖に向かう流れが発生し、このポイントに魚が集まります。
エサはアオイソメやホタテの実績が高いです。

 

橋の下のシーバスポイント

南端の橋まわりには道路を照らすための街路灯が有り、シーバスが集まるポイントとなります。

岸際で釣りをする場合は船が通ると比較的大きな引き波が来るため、注意が必要です。
石は濡れると滑る為、しっかりした靴が安心です。

電灯が無い為、夜釣りはライトが必須となります。
釣り場の近くにはあずまやが2か所あり、急な雨などを防ぐ事ができます。

しおじ磯

橋の上から見たしおじ磯
橋の上から見たしおじ磯全景
しおじ磯のモニュメント
しおじ磯のモニュメント

しおじ磯は最寄り駅の東京モノレール「大井競馬場駅」から最も近い全長300m程度のポイントです。
ポイントとしてははぜつき磯に似ており、岸から6mほど先まで石が投入された人工磯となっています。
岸際の水深は50cm程で、石の先から徐々に深くなり運河の中央付近では水深5~6m程度となります。

釣れる魚は主にハゼで、春から夏場、特に夜間にはシーバスやクロダイも狙えます。
また、数は少ないですがカレイなども釣れる事があります。

春~夏のハゼ釣りシーズンでは岸際でハゼの数釣りができます。
釣り方はのべ竿でミャク釣り、またはウキ釣りが釣りやすくおススメです。
秋~冬はハゼが深場に落ち込む為、投げ釣りで運河の中央付近を狙うか、ミャク釣りで石の間を狙う穴釣りが主体となります。
エサはアオイソメやホタテの実績が高いです。

しおじ磯のおすすめポイント

釣り場全体がポイントとなりますが、良く釣れるポイントは勝島橋の近くの最北端エリアです。
こちらは釣場が少し広くなっており、ベンチも有るため釣りがしやすい場所となっています。
また、石と石の間隔も広く大きい穴が多いため、穴釣りにも向いています。
更に護岸には手すりが有るため、竿を立て掛ける事ができ投げ釣りにも向いています。

 

しおじ磯で釣ったシーバス

夜間は釣り場に電灯はありませんが、勝島橋の街路灯が点灯する為、シーバス釣りのポイントにもなります。

南のエリアには船が着岸するための桟橋があり、立ち入りは出来ませんが桟橋にシーバスがついていることが多く、シーバス釣りのポイントとなります。
釣り場の中央付近には大きなあずまやも有り、急な雨などを防ぐこともできます。

みどりが浜

橋の上から見たみどりが浜
橋の上から見たみどりが浜全景
みどりが浜の様子
みどりが浜の様子

みどりが浜は、はぜつき磯から更に南にある全長約300mのポイントです。
護岸がコンクリートで整備されており、足場も良く釣りがしやすいポイントとなっています。

釣り場の雰囲気ははぜつき磯やしおじ磯と同様、岸から石が投入されていますが、はぜつき磯やしおじ磯と比べて石は小さく、敷き詰めるように設置されています。
また、石がかなり沖まで投入されており、ハゼが集まる石の切れ間が狙いにくいため、数釣りよりも沖の深場にいるサイズの良いハゼを狙うことになります。
そのため、このポイントではのべ竿よりも投げ釣りがおススメです。

みどりが浜の石

仕掛けはハゼ用の天秤仕掛け、または中通しオモリのブッコミ釣りで、少々流れがあるためいずれの釣りもオモリは10号程度あると良いです。
エサはアオイソメがおススメです。

竿を立て掛ける柵などは無い為、竿立てがあったほうが良いでしょう。
のべ竿で釣りをする場合は、橋周りを狙うか干潮のタイミングに合わせて釣りをするのが良いでしょう。

 

みどりが浜の橋付近

ポイントの北端には新平和橋、南端には大和橋がかかっており、橋周りは水深が2m程と深く、石も入っていないため、のべ竿でも釣りがしやすいです。
また、潮が大きく引いた時などは岸の石が露出するため、その上に乗って釣りをすればのべ竿でも沖にある石の切れ間を狙うことができます。

 

みどりが浜のあずまや

釣り場の中央付近にはあずまやがあり、雨風を防ぐことができます。
夜間は電灯が無い為、ライトがあったほうが良いでしょう。
橋周りは道路灯があるためシーバス釣りのポイントになります。
このポイントは満潮時など、水面が高い時に船が通ると護岸まで波が来るため、注意が必要です。

季節ごとの釣果

大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森の四季ごとの釣果は以下のような感じです。

春(3月・4月・5月)

ハゼ、シーバス

夏(6月・7月・8月)

ハゼ、シーバス・クロダイ

秋(9月・10月・11月)

ハゼ、シーバス・クロダイ

冬(12月・1月・2月)

ハゼ

公園及び周辺の施設ガイド

なぎさの森管理舎

なぎさの森管理舎外観
なぎさの森管理舎の外観
なぎさの森管理舎内観
中にはどんぐりクラフトや野鳥情報など。

なぎさの森には管理舎があり、野鳥や釣りに関する情報を得ることができます。
また、クラフト体験コーナーがあり、スタッフさんに声をかければ無料でドングリクラフト製作を教えてもらえます。
小さい子連れで楽しめるスポットとなっています。

園内のトイレ

夕やけなぎさ・はぜつき磯の近くのトイレ
はぜつき磯にあるトイレ
夕やけなぎさ・はぜつき磯の近くのトイレ
←ここのトイレはきれい。
なぎさの森管理事務所のトイレ
しおじ磯から一番近いトイレは、なぎさの森管理事務所のトイレ。
みどりが浜のトイレ
みどりが浜にあるトイレ。

なぎさの森には4カ所トイレがありますが、はぜつき磯にあるトイレを除いてかなり古いのであまりきれいではありません。
ただし、どのトイレもきちんと清掃はされておりトイレットペーパーもちゃんと補充されています。
はぜつき磯にあるトイレはウォシュレット・温熱便座付きとなっていて、多目的トイレもあります。

最寄りの釣具店

ホーマック外観
ドラッグストアや飲食店も有り。
ホーマックの釣り餌コーナー
生えさ、冷凍アミなど釣りエサは充実。
ホーマックの釣り具コーナー
竿の品揃えも充実。
ホーマックの釣り具コーナー
ウキなど一通りのタックルが揃う。

釣具店ではないですが、最寄り駅の大井競馬場前の駅前にウィラ大井という複合施設があり、ホームセンター「ホーマック」が入っています。
そのホーマック内に釣り具・釣り餌コーナーがあります。
アオイソメやオキアミなど一通りの生えさ、冷凍アミなどの釣りエサや、釣り竿やウキなどの釣り具など、なかなかの充実した品揃えになっているので、手ぶらで来てからホーマックで必要なものを購入する感じでも大丈夫なぐらいです。

飲食店

大井競馬場前

園内には売店や飲食店などはありませんが、東京モノレールの大井競馬場前駅前にあるショッピングモール「ウィラ大井」内に、すき家、はま寿司、サイゼリヤ、瀬戸うどんなど飲食店があります。

注意点

波に注意
船が通った後の波に注意
干潟保全地区は立ち入り禁止
干潟保全地区は立ち入り禁止

夕やけなぎさの右側にある鉄柵で区切られた部分は干潟保全地区となっており立ち入り禁止となっています。

どの釣り場でも船が通った後に波が来るので磯の石の上やウェーディング(水の中に入っての釣り)をしている場合は波に注意しましょう。
またアカエイが多く見られるため、刺されないように服装には注意しましょう。

そのほかの気になるQ&A

Q授乳室・おむつ替え台はありますか?
A授乳室はありませんが、バーベキュー場入り口の多目的トイレにはおむつ替え台が設置されています。

大井ふ頭中央海浜公園なぎさの森の概要

所在地 東京都品川区八潮4丁目2番1号
問い合わせ 大井スポーツセンター(大井ふ頭中央海浜公園管理事務所)
03-3790-2378
料金 無料
利用時間 特になし
ただし、バーベキューは日没まで。
休園日 特になし
ただし、なぎさの森管理舎は12月29日~1月3日は閉まります。
車での行き方と駐車場

国道15号線南大井一丁目交差点を東に進み、京浜運河に架かる勝島橋を渡り、中央海浜公園前交差点を右折すぐ。
なぎさの森には駐車場はないのでスポーツの森の駐車場を利用。

第一駐車場(190台) 1時間200円(以降30分毎に100円)
第二駐車場(100台) 1時間200円(以降30分毎に100円)
オートバイ 無料
※第二駐車場は土日祝日のみ利用可能です(冬季は閉鎖の場合あり)。

電車・バスでの行き方 大井競馬場前下車 徒歩8分
品川駅(東口)より 都営バス「品91系統」 「八潮南」下車 徒歩6分
大井町駅(東口)より 都営バス「井92系統」 「八潮南」下車 徒歩6分
大森駅(東口)より 京急バス「森22系統」「中央公園」下車 徒歩5分

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