潮見さざなみ公園の釣りガイド

潮見さざなみ公園

七枝橋下

東京都江東区という大都会の真ん中をひっそりと流れる東雲運河。
東京湾からの海水が注ぎ込んでいるこの川の水は辺り一面に潮の香りを漂わせ、まさに海が近いことを容易に想像させる湾奥にある汽水域の1つです。
この運河沿いにある「潮見さざなみ公園」は一部の釣り人の間ではちょっとした有名スポットで、1年を通して安定した釣果を残せることから連日、多くの方がここを訪れます。
護岸が整備されていて足場もよく、初心者やお子様でも気軽に釣りを楽しめるので是非、押さえておきたい釣り場といえるでしょう。
釣れる魚はおもにハゼ、シーバス、そして海釣りを代表するターゲットであるチヌも時折、混じって釣ることができます。
釣り場自体が変化のある釣り場でポイントが明確なので、狙い方によっては大物も期待できるマル秘スポットです。
また、交通の便もとてもよく、電車や車でのアクセスも楽チン♪
投げ釣り・ブッコミツリ・ヘチ釣り・ウキ釣りなど多彩な釣りが楽しめる「潮見さざなみ公園」は初心者問わずすべての釣り人においておすすめの釣り場です。

潮見さざなみ公園の釣り場データ

釣り場種別 川・運河
釣りの種類 投げ釣り、ぶっこみ釣り、ヘチ釣り、ウキ釣り、ルアー
主な対象魚 ハゼ、シーバス(フッコ、セイゴ)、チヌ
料金 無料
釣り具・えさ 近くに釣友という小さな釣具店がありますが、それほど品揃えは良くないので持参した方が無難です。
食事 近隣に飲食店・コンビニはないので要持参
※徒歩10分くらいのJR潮見駅周辺にあり
トイレ 公園内にトイレあり
駐車場 近隣にコインパーキングあり

季節ごとの釣果

潮見さざなみ公園で釣れる魚は以下のような感じです。

  よく釣れる   まあまあ釣れる 白: 釣れない

  3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月
ハゼ                        
シーバス                        
チヌ                        
ボラ                        
カレイ                        
キビレ                        
アナゴ                        

東京湾奥に位置する潮見さざなみ公園は汽水域の魚が多く集まる釣り場で、主にハゼ・シーバス・チヌ・ボラがベイトを求めて回遊してきます。
春のバチ抜けシーズンには多くの大型シーバスの姿が目視できるほど魚影が濃く、たくさんのアングラーが訪れます。
またチヌも数多く釣れる実績のあるフィールドです。

潮見さざなみ公園のおすすめポイント

釣り場中ほどにあるワンド

釣り場中ほどにあるワンド

潮見さざなみ公園の中ほどにあるこのワンド状のポイントは、潮通しがよく、朝・夕のフィーディングタイムには大型のシーバスがベイトを追い込むのに適した格好のエサ場になっています。
水深は約2メートルくらいと浅いですが、その分、魚がトップを意識している可能性が高く、ルアー釣りに最も適した場所です。
ここでは迷わずミノーを投げてみましょう。
また、水面も比較的穏やかなのでウキ釣りでハゼなどを狙うのも面白いかもしれません。
その際、ルアーマンとのバッティングに注意。
ポイント自体がそんなに広くないので、お互い気持ちよく釣りができるように配慮しましょう!
また、この釣り場の特徴として小さいお子様やお身体の不自由な方でも無理なくポイントまで行けるように歩道がバリアフリーになっています。
ご家族で釣りを楽しむにはもってこいの場所ですね♪

釣り場中ほどにあるワンド

ワンドの横はこんな感じ♪
車いすでも安心して歩道まで降りられます。
さすがは東京。

船着き場

船着き場

釣り場入口から七枝橋方面へ歩いていくと見えてくるのがこの「船着き場」。
潮見さざなみ公園のイチオシポイントであるここはまさに1級ポイントです!
船が無理なく停泊できるように水深が4~5メートルくらいあり、大型魚が目視できるほど魚影が濃いエリア。

船着き場

このように船が停まっています。
大型のシーバスが泳いでいるのが目で見えるので、気づかれないようにそっと近づいてみましょう。

船着き場

障害物があり、この柱に沿って魚がピッタリとくっ付いています。
柱に付いているイガイを食べている魚も確認できました。
40~50cmクラスの魚のエサ場になっています。

船着き場

釣り方はヘチ釣りが1番いいです。
このように船と岸際の間を丹念に攻めていきます。
エサはアオイソメやイガイ、カニ、オキアミなど。
この釣り場で私はとんでもない大物をフッキングさせました。
ちょうど満潮になる1時間くらい前にエサのアオイソメをひったくるアタリとともに、ロッドが折れるかと思うような強烈なファイト。
ものの10秒くらいで見事に1号のハリスを切られてバラシてしまいましたが、50~60cmくらいはあったのではないかと思えるほどのランカーサイズの強烈なファイトでした。
ですのでこのポイントでは2号~3号くらいのハリスを用いた2号針がおすすめです。
何が掛かるかわかりませんので、ラインは太めにしてください。

船着き場

柱に魚が付いているのはもちろん、船の下からも大物がエサを狙っています。
また、ランカーサイズの魚は警戒心が非常に強いので、姿を見られるとなかなかバイトまで持ち込むことができません。
手すりが設置されていますがそれよりも少し下がって気配を消してエサを落とし込むのがポイントです!
この船着き場は大型が潜んでいるだけに難易度も高いですが、魚影も濃いのであきらめずにバイトまで持ち込んでください。

船の係留場

船の係留場

七枝橋のすぐ手前にはこのように大型の船が係留されている場所があります。
ポイント2と同様にここでも大型のシーバスが回遊しているのを確認することができました。

船の係留場

このように岸壁と船の間には必ずシーバスやチヌが身を潜めています。
隙間にエサを落としていきますのでロッドはできるだけ短い取り回しの良いものがおすすめです。
こちらもヘチ釣りか落とし込みで、急なランカーの食いつきに備えてライン、ハリスは2~3号の太目を用意してください。
棚は2ヒロを目安にイガイかアオイソメ、カニなどのエサを落とし込んでいきます。

船の係留場

チヌや大物シーバスがここでは狙えます。
ランカーに備えてタモ網は用意しておいた方が良いです。
オモリは2B~3Bのガン玉を付け、ゆっくりと水中を漂うようにエサを落とし込んでください。
周りにはハシゴなどの障害物もあります。
気配を消してこちらもそっと狙ってみてください。

七枝橋下

七枝橋下

釣り場の最先端に位置する七枝橋の下でこの釣り場は行き止まりになっています。
水深は2mくらいと浅いですが水中がゴロタ場になっていたりカケアガリになっていたりと変化に富んでいるため、多くの魚が付く魚影の濃い場所です。

七枝橋下

一見すると見た感じ岸際を狙いがちですが、岸から数メートルはゴロタ石が敷き詰められていて根掛かりしやすく、また底が見えるほど水深が浅いので、できれば沖に向かってキャストするほうが効率よく釣りができます。

七枝橋下

足元を探るのも手ですが、沖に向かって底がなだらかになっているので、深場との境目を狙うと魚信が得られます。
投げ釣りといっても遠くへは投げられませんので数十メートル程度のチョイ投げでゆっくりとリトリーブしてくると、セイゴやチヌが釣れます。
また、ウキ釣りでも釣果が出やすいポイントです。
ルアーでシーバスを狙う場合は橋脚の下に向かってキャスト、または橋桁を狙うとよいでしょう。
ただし、ポイント自体が狭いので周りの障害物等にひっかけてしまわぬ様、注意が必要です。

訪れる前に知っておこう!

  1. この釣り場は潮の満ち引きによって、魚の活性が大きく変わります。満潮時には急にアタリが出始め、今までがうそのようにどんどん釣れる可能性が高いのであきらめずに釣り続けてください。
  2. 釣り場は暗くなっても街灯があり、とても明るいです。昼よりも夜の方が魚の活性が高くなりますので夜釣りをしてみるのもいいかもしれませんよ。
  3. 水深のある深場には思わぬ大物が潜んでいる可能性あり。ラインやハリスは少し太めを使用することをおすすめします。
  4. 車で釣り場へお越しの際は1番近いコインパーキングが「タイムズ潮見第2」駐車場になります。釣り場まで徒歩1分の距離です。結構、大きなコインパーキングなので平日なら間違いなく停められるはずです。
  5. 公園内には自販機や飲食店などがありませんので、持参することをおすすめします。コンビニであれば歩いて15分くらいのJR潮見駅近くに点在しています。そちらを利用するのもよいかも。

潮見さざなみ公園の釣行レポート

潮見さざなみ公園の概要

所在地 東京都江東区潮見1丁目29-24
問い合わせ 江東区役所
03-3647-9111(代表)
利用時間・休場日 終日開放
車での行き方と駐車場 周辺にコインパーキングあり
電車・バスでの行き方

電車
JR京葉線「潮見駅」徒歩10分

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